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部屋の整理をしていたら過去の海外ラリーで使用したGPSが出てきた。


出てきたのは4つ。本当はもうひとつあるのだがそれはどこへいったやら・・・・


今やラリーではなくてはならないGPSも出はじめのころはいろんな意味で大変だった。
そこで使用年代別に並べてみた。


左端から
■1番目
マゼランが世界で初めて市販化したハンディGPS Trailblazer。
第1回ラリーレイドモンゴルで使用。


今では珍しくもないハンディGPSも当時はこれがでるまで皆無で、船舶で使用するアンテナ別体の大きくて物凄く高価なGPSしかなかった。
ぼくも最初はGPSをいったいどこに行けば買えるのか分からず、とりあえず秋葉原で探してみたが、そんなものどこにも置いてなく困ったものだ。


だいたい、あったとしても高価すぎるし(最低でも13万くらいした)
しかもでかくてそれをどうやってバイクに取り付けるのか皆目わからなかった。


そんなある日、たまたま雑誌を見ていると、マゼランからハンディタイプのGPSが出たことを知った。しかも当時としては破格に安い(確か250ドルくらい)。
問題はそれを国内のどこへ行けば購入できるかであった。


当時はまだインターネットも発達していなく(少なくともぼくはPCを持っていなかった)
直接アメリカから購入する手段もわからなかった。


悩んでいると、その辺の事情に詳しい人から、
「電気街に行ってもだめだよ。船舶機器のショップに行かないと。」
とアドバイスされ、本屋で生まれてはじめて「舵」とかの船舶雑誌を立ち読みした。
すると確かに載っていた!


葉山のマリンショップで売っていて、早速電話注文して買ったのがこのGPSだ。


当時としては画期的にコンパクトで安かったのだが、今からすればでかくて電池での連続使用時間がわずか4時間位で、GPSポイントも16個くらいしか入れられないので、毎日GPSポンイトを入れ直さなければならなかった。


余談だが、GPSの付属パーツを大阪にあるマゼラン・ジャパンに注文し、マシンを船積みする大阪港に行くついでに直接取りに行ったら、社員の人に、「あの〜、このGPSを何に使われるのですか?」と尋ねられた。


このGPSは別にラリー用に作製されたのではなく、シーカッヤク用に海で使うため作られたものなのに、どう見てもカヤック乗りには見えないぼくが何に使うのか不思議だったようだ。


ぼくがラリーで使うと答えると、そんなのにも使うのですかと驚かれてしまった。
当時はメーカーの人でも、GPSがラリーで使われだしていることを知らなかったのだ。


「それなら、これからGPSは海関係以外でも需要が広がりますかね?」ときかれ
ぼくは「いや〜、ラリーをする絶対人数がたかがしれてますから、そんなに普及はしないと思いますよ。」と答えたが、今ではツーリングやトレッキングなど広く普及してしまった。
まさかこんな時代になるとは、あの頃は予想もしてなかったもんなぁ(笑)



■2番目
マゼランのアンテナレスタイプGPS2000。
第2回ラリーレイドモンゴルで使用。


前のタイプからたった一年しか経っていないのに、その進化たるや劇的だった。
価格も半分近くになっているのに、電池での連続使用時間は4倍の16時間くらいでGPSポントも100くらい入れられたはずだ。
だが、まだこのころまではGPSが測値するためのアメリカの人工衛星からの発信電波にわざと掛けられていたスクランブルがきつく、測位誤差が大きく、従ってGPSの測位表示単位もHH.MM.SSではなくHH.MMまでしかなかった。


そいうえばその数年後、人口衛星のスクランブルが緩和されるというので
その日のその時間にわざわざGPSを持って外に出て、測位の精度が変わる瞬間を見たものだ(笑)


■3番目、4番目
本当はこの前にもう1台あった。
それはガーミンのe-Trexの一番安い黄色タイプものだ。
それはシルクロードラリーで使用。
たった単三2本だけだのに長時間使用できることに驚いたものだ。
ただ、GPSポントがSS2日分くらいしか入らなかったので入れ直しが必要であった。


で、写真にあるのが第1回BTOUで使用したガーミンのe-Trex Ventureだ。
二つあるのは一個が予備で、その予備は一度も使用していないのにラリーバックに積めて移動していたら壊れてしまっていた。
帰ってきたら売る予定でいたのでショックだったな。


性能は、e-Trexシリーズでは安いほうなのだが、ラリーで使用するには十分な性能でGPSポイントも全SS分が入れられる。
このころにはバイクに取り付けるためのGPSホルダー&マウントも出回っていたのでマシンへの装着も至極簡単であった。
ただ、ひとつ欠点は電池が振動で接触不良を起こし瞬断することだ。
このことはe-Trexユーザーの中では有名なことでみんな電池が振動でずれないようにいろいろ工夫をしている。
ぼくはフタと電池の間に詰め物をしたりしたが、それでもたまに瞬断することがあった。


五反田にあるGPSショップではこの瞬断対策として電池の電極が当たる金属の爪を加工して販売しているのもあるようだ。


さて現代のラリーのGPSはどうかというと、少なくともFIAのラリーだと自前のGPSは禁止で主催者からレンタルされる下の画像のものになる。
これはたんなるGPS機能だけではなく、主催者に位置情報を送る機能や緊急時の無線機能など
があり、GPSポイントもあらかじめ入力されている。
ただ、でかくて重いのが難点なんだよね。
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下のはこのGPSのマウントキット。
これはレンタルではなく買い上げなのだがこれがけっこう高価なのに
GPSはレンタルでレース後は返却するので持ち帰っても何にも使えずもったいないんだよね。
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