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もうニュースでご存知のかたもいるだろうが、オートレース界で44年ぶりに誕生した女性ライダー二人のうちの一人であった坂井宏朱さんがコース練習中の転倒で亡くなってしまった。
先日晴れてプロとしてデビューしたばかりで念願の1勝もあげこれからが彼女のオートレーサーとしてのスタートを切ったばかりだった。
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44年ぶりの女性レーサーのもう一人である佐藤摩弥選手は高校を卒業してオートレーサーになるまではモトクロスライダーであり、実力と美貌を備えたことでモトクロス界では実力を持ったアイドル的な存在であった。その彼女が44年ぶりに復活した女性オートレーサーへの華麗なる転身を計ったということでマスコミでもかなり大々的にとりあげ、彼女もその期待にこたえプロデビューしてからもいきなり華々しい成績をおさめ、まさに沈滞ぎみであったオートレース界の希望の星となった。
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(同期の佐藤選手)

ではもうひとりの女性オートレーサーである坂井さんはどうであったかというと、オートレーサーになるまでは普通の一般OLであり、年齢も既に26歳のそれまで全くバイクにも乗ったこともないごく普通のお嬢さんだった。
そんな彼女は、あるきっかけでオートレースを観戦し、一目でその魅力の虜になった。女性オートレーサーの募集が始まったことを知ると会社をあっさり辞め、反対する両親を説得し、この世界に飛び込んだのだ。

しかし、現実は厳しく、そうでなくても体力的にハンデのある女性なのに、ライダーとしての経験が全くない彼女は訓練学校においても他の候補生についていくのもままならい状態であった。
たまたまTVで彼女と佐藤選手ふたりを取材した番組を以前見たことがあるが、モトクロスライダーの佐藤選手は男性候補生の中に入っても決してひけを取らない走りをしているのに、坂井さんはエンジンの始動をするだけでもままならい散々たる状態であり、正直「この子はオートレーサーになれるのだろうか?」と心配して見ていたしだいであった。

そんな彼女が既にプロデビューし華々しい成績をあげている同期の佐藤選手に遅れをとりながらも、やっと念願のプロデビューを先日飾り、佐藤選手のようにはなかなか勝てないながらも、やっと念願の1勝をあげたばかりであった。
そんな彼女が、ぼくの地元である船橋のオートレース場に所属が決定したときは、普段全くオートレースには興味のないぼくも、近いし一度観戦に行こうかと思っていた。
だが、まさかそのホームコースで練習中にフェンスに激突し事故死するとは当然想像もつかず、このニュースを知ったときは驚きとともに残念でならかった。
努力してこれから自分の夢の人生に向かってスタートを切ったばかりなのに。彼女も無念だろうし、反対しながらも結局は娘を応援していたご両親の気持ちを考えるとやるせない気持ちでいっぱいになる。

レースの世界で危険は避けられないところではあるが、本当に避けられない事故であったのであろうか?
まだまだ未熟であった彼女の技術にも当然問題があったかもしれないが、コース設計しだいでは防げた死亡事故ではなかったのだろうか?
これが転倒により後続車に轢かれるといった不可抗力によってのものであるなら致し方ない場合もあるだろうが、いくらミスしたからといってフェンスに激突したことで頭蓋骨骨折するということは、フェンス自体が衝撃を吸収する工夫がされていなからではないのか?
オートレース界もショックだろうが、彼女の死を無駄にすることなく、こんな悲しい事故が二度と起きないように事故分析を徹底的に行い、コース設計と運営方式に反映するように努力してもらいたいと思う。

享年27歳。あまりにも早すぎる人生というレースを駆け抜けた新人オートレーサーの死であった。

合掌
オートレース坂井選手公式追悼ページ
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